オーバルボックスについて

オーバルボックスは19世紀アメリカのシェーカー教徒たちによって作られた木箱です。繋ぎ手がツバメの尻尾に似ているスワローテイルの形が何とも可愛らしくもあり、かっこよくもあります。作り方ですがオリジナルを参考にさせて頂いています。一部補習等に接着剤を使用していますが、繋ぎ手は銅釘、蓋と底は木釘で組み立てています。

サイズや形について

ボックスは一つ一つ手作りしています。木のクセやその時の作る過程において微妙に形状が異なります。具体的にはスワローテイルの形、楕円の形、銅釘の並び方等です。蓋の閉まり具合にはとても気を遣っていますが、個体差はあります。完成後も木は変化し続けますので、締まり具合に影響したり、少しがたついたりすることもあるかもしれません。これらのことも踏まえて愛着をもって使って頂けると嬉しく思います。

塗装について

亜麻仁油を主成分とした植物性オイル塗料を塗った後、蜜蝋ワックスで仕上げています。箱内側は無塗装にしてあります。メリットとしては、紙や布などを入れてもオイル移りがないこと、匂い移りがないことです。また個人的ではありますが、なんとなくこの裏と表のコントラストが気に入っています。ただし使用用途によってオイルを塗った方が良い事もありますのでご相談下さい。

お取り扱いについて

水洗い不可です。お弁当箱としての使用は出来ません。

表面のカサつきが気になりましたら、蜜蝋ワックス等を塗って頂くと質感が蘇ります。汚れが気になるようでしたら、サンドペーパーで軽く磨きます。必要に応じて180番から600番を使用します。汚れが取れましたら、その部分にオイルを馴染ませて下さい。乾燥後蜜蝋ワックスで仕上げます。

オイル塗装の木製品は使うほど味が出て、汚れも馴染んでくれると思います。